【注目記事】大麻を日本で1番わかりやすく解説!【大麻初心者向け】

日本で大麻解禁が起きない3つの原因〜なぜ今大麻が必要なのか?

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Tくん

なんで日本で大麻解禁が起きないの?

name
Cちゃん

そもそも日本で大麻を解禁する必要ってあるの?

本記事では読者の上記のような疑問を解決していきます。

いま、世界で大麻解禁の流れが強まっています。

世界では大麻解禁が進み、大麻関連産業が著しく成長しています。

それにもかかわらず、現在も国をあげて「大麻は悪いもの」というスタンスを取り続ける日本。

「世界が大麻解禁したって日本には関係がない。日本に大麻なんていらない!」という主張を続ける人たちも多いです。

日本人は「大麻はハイになる薬物」という狭く認識しているからです。しかし、大麻には「医療用大麻」と呼ばれるものもあります。

医療用大麻は世界が大麻解禁に動き始めた要因のひとつであり、日本がこれから議論していく必要があるテーマです。

なぜ日本で大麻解禁する必要があるのか?「医療用大麻の存在」

日本には「なぜ日本も大麻解禁を行う必要があるの?」という人ごとで考える人たちが多いです。

それはおそらく、「大麻=麻薬」という固定概念にとらわれているからだと思います。

実は、大麻には3つのタイプがあります。

  • 産業用大麻:産業用途に使われる大麻
  • 嗜好用大麻:個人の嗜好用途で使われる大麻
  • 医療用大麻:医療用途で使われる大麻

日本国内では大麻取扱者免許があれば産業大麻のみ栽培可能です。

嗜好用大麻はもちろん、医療用大麻は違法とされています。

世界では「医療用大麻の聖地」と呼ばれるイスラエルを筆頭に、医療用大麻の研究が進み、世界各国が医療用大麻の解禁をはじめています。

近年では、お隣の韓国も医療用大麻解禁したことで話題になりました。

世界の大麻解禁は医療用大麻から始まった

医療用大麻の解禁は世界で行われていますが、大きな流れをつくったのはアメリカ。

さかのぼること1976年。アメリカ・ワシントンDCに住むボブ・ランドル氏は自宅のサンルームで大麻栽培をしていました。

彼は退行性緑内障を患っており、大麻はその症状の悪化を抑えるためでしたが、大麻栽培の容疑で逮捕されてしまいます。

しかし、ランドル氏は法廷で「大麻吸引には医療的な必然性がある」と主張。

そして、驚くことにランドル氏の主張は認められたのです。

こうしてランドル氏はアメリカで初めての合法医療用大麻患者に、現在の医療大麻解禁の流れをつくった立役者になりました。

解禁も何も日本では大麻が医療用に使われていた歴史がある

医療用大麻が違法の日本ですが、実は第二次世界大戦後GHQに占領される前までは大麻は鎮痛剤や催眠薬として利用されていました。

100年以上の歴史を誇る国内の調薬のバイブルである『日本薬局方』にも1886年から1951年までの間、大麻は「印度大麻草」という名で記載されています。

国が「大麻は鎮痛や催眠の効果がある」と認めていたのです。

しかし、戦後GHQの圧力により大麻取締法が制定され、大麻の薬効を活用することが不可能に。

それまでの日本と大麻の歴史は非常に深いものだったのです。

日本が医療用大麻を解禁すべき理由は医学的研究に基づいたアイデア

医療用大麻はエセ医学ではなく、医学的に妥当な治療法です。

人間の体は「ECS(エンド・カンナビノイド・システム)」と呼ばれる身体調節機能が備わっています。

このECSがあることで、私たちは食欲、痛み、感情、運動機能や認知機能などを調節できています。

このECSを動かす燃料こそが「カンナビノイド」と呼ばれる化合物です。

人間はこのカンナビノイドを自己生成し、カンナビノイドを受け入れる受容体を持っています。

カンナビノイドがカンナビノイド受容体と結合し相互に作用することで何が起こるのかというと、ECSが働くようになり、体内で様々な調節が行われるようになります。

しかし、人間は老化やストレスなどにより、このカンナビノイド生成する力が弱まると、ECSの働きが悪くなってしまうのです。そして、様々な病気を引き起こすリスクが高まります。

ここで注目されるのが大麻です。

大麻には104種類のカンナビノイドが含まれているため、大麻を摂取することで、ECSの働きを促進させることができるのです。

カンナビノイドという人間と大麻の共通する化合物の存在が医療用大麻の有用性の証拠です。

数あるカンナビノイドの中でも近年注目されているのが「CBD」です。

CBDは不安の緩和、炎症緩和、てんかんなどの発作の抑制など数多くの健康効果が研究により発表されています。

大麻はこのように医学的研究に根拠を持った薬なのです。

日本で大麻解禁が起きない3つの原因

世界では医療用大麻がこれだけ活用されているにもかかわらず、日本のメディアで報道されることもほぼありません。

先ほどご紹介したCBDという成分は日本国内でも合法で、CBDオイルなど様々なCBD製品が作られています。

しかしここまで時代が進んでも、「CBDオイル?大麻でしょ?やめた方がいい」というような理解度の人が多いのがこの国の現実。

おそらく、このままでは日本で医療用大麻が解禁なる日は相当先になると思います。

日本で大麻解禁の流れが起きない原因は次の3つです。

  • 原因①大麻取締法により研究ができない
  • 原因②メディアが大麻に関する正しい情報を提供していない
  • 原因③医療用大麻解禁の運動が起きていない

以下、より詳しく見ていきます。

原因①大麻取締法により研究ができない

大麻取締法がある限り、日本が医療大麻を解禁する日は永遠にやってこないでしょう。

なぜなら、大麻取締法では「大麻に関する研究」も大きく制限しているからです。

日本国内での大麻研究、大麻取扱者免許の研究者免許を取得する必要があります。

しかし、大麻取扱者免許は申請から取得までに手間がかかり、申請したからといって認可が降りる可能性は限りなく低いです。

たとえ研究者免許を取得しても、研究のための大麻の入手先が見つかりません。

また、日本の大学は大麻研究のために研究室を提供することはないでしょう。

大学の評判が大きく下がるリスクがあるからです。

このような理由で、日本では大麻の研究者が出てこないのです。

自国で大麻研究をできるようにならなけば、医療用大麻など夢のまた夢です。

原因②メディアが大麻に関する正しい情報を提供していない

日本のメディアが大麻の有用性に焦点を当てたコンテンツをつくらないことも原因です。

日本の報道機関は「大麻=ドラッグ」という認識で、ニュースや番組をつくるため、メディアが報じる大麻に関する内容はネガティブなものばかり。

医療用大麻という言葉すらまともに扱われることがありません。


日本で医療用大麻の解禁を起こすためにはまずメディアが変わらなければいけません。

しかし、このような状況は日本特有のものではありません。

例えば、アメリカでも長い間メディアでネガティブな報道がされてきました。

1937年に「マリファナ課税法」が制定され、大麻の所持・譲渡が禁止、大麻製品全般の課税が始まりました。

その背景にあったのは、アメリカの経済界を牛耳る企業家たち、その投資家である政治家たちが、石油化学製品で金儲けをするためでした。

このようにしてアメリカ国内で大麻の排除がはじまり、この流れがヨーロッパ諸国にも波及。

結果的に「大麻は麻薬」と結論づける国際条約『麻薬に関する単一条約』が生まれることになりました。

それ以降、アメリカにも「大麻=麻薬」という認識をもつ人々が増えて、メディアもネガティブな報道をするようになっています。

このようにアメリカにも、メディアのネガティブ報道の歴史があり、時間をかけて徐々に変わってきたのです。

原因③医療用大麻解禁の運動が起きていない

アメリカで大麻合法化の州が続々と生まる原動力になったのは国民です。

まず、医療用大麻の合法化のためにはその有用性を証明しなければいけません。

1937年に制定されたマリファナ課税法により、大麻が違法になったアメリカでは、医療用大麻の研究も厳しくなりました。

しかし、医療用大麻の合法化運動の活動家たちは諦めず、大麻を栽培し、自己治療をはじめるようになります。

活動家の中には患者、研究者そして医者までいて、リスクを背負いながら活動をしていたのです。もちろん逮捕者は続出。

しかし、医療用大麻合法化運動の活動家は、逮捕や投獄を繰り返しながら、自ら実験を続けました。

そして、「大麻=麻薬」と考える国民の教師になったのです。

残念ながら、日本にはこのように医療用大麻の解禁のための運動が存在していません。

しかし、インターネットの影響で、大麻の有用性に気付く人たちが徐々に増えいる印象はあります。

まとめ:日本で医療用大麻を解禁することで癒せる命がある

2016年に日本でも医療用大麻の是非を問う裁判が行われたのは覚えているでしょうか?

大麻取締法違反で起訴された山本正光氏が生存権に基づいて無実を主張した裁判です。

末期ガンを患っていた山本氏は最後の手段として自ら大麻を栽培し摂取し、実際に腫瘍マーカーの数値にも劇的な改善が見られていました。

しかし、被告山本氏は大麻取締法で逮捕されたことにより、大麻をつかうことが不可能になり、判決が出る前に他界、裁判は途中終了となりました。

もし、日本が大麻の有用性に関する研究を自国で進めていれば、山本氏に少しでも希望を与えられることができたのではないでしょうか?

たしかに、大麻のガンに対する有用性はまだ研究段階のレベル。

しかし、多くのガン患者が医療用大麻が吐き気の抑制、食欲増進、鎮痛に有効なのは間違いありません。

大麻が新しいガン治療になる可能性を追求していく価値は十分あると思います。

医療用大麻を解禁することで癒せる命があるなら、日本も真剣に考えていかなければいけません。

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本記事が大麻を再考する機会になれば幸いです。

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