【注目記事】大麻を日本で1番わかりやすく解説!【大麻初心者向け】

大麻に依存性はある?安全に使用する方法を解説

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Cちゃん

大麻って依存性があるの?

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Tくん

大麻依存症になるとどうなるの?

本記事では大麻の依存性について、上記のような疑問を解決していきます。

大麻には依存性がある

まずはじめにハッキリ言っておきますが、大麻には少なからず依存性があります。

以下の画像を引用して、大麻がタバコやアルコールよりも依存性が低いことを指摘し、大麻は依存性が弱いかのように話す大麻推進派の方は多いです。

大麻の依存性

出典:https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(07)60464-4/fulltext

ここで注目すべきなのは、大麻はLSD(幻覚症状をみる違法ドラッグ)やGHB(パーティードラッグ)、MDMA(エクスタシー、過剰摂取で死者多数)よりも依存性が高いこと。

たしかに大麻はタバコやアルコールよりも依存性が低いです。

しかしそれは大麻の依存性が低いことを意味しません。

「タバコとアルコールの依存性」が高すぎるだけです。

大麻依存症患者は増加傾向

アーカンソー大学のAlan J. Budneyの論文「Marijuana Dependence and Its Treatment」によれば、大麻依存障害の有病率は増加し続けているようです。

大麻依存症について懐疑的な方もいますが、臨床研究では大麻依存症が「害を及ぼすものであること」がわかっており、大麻を使用したことがある人の約1割が、生涯において1度は大麻依存症になっています。

また、大麻依存症の原因は「大麻の効力=THCの含有率」「使用開始年齢」と言われています。

現在の大麻のTHC含有率は昔とは比べると考えられないほど高くなりました。

そのため大麻の依存性は確実に強くなっていると言えます。

大麻の依存症の治療で入院することも

「大麻を吸う外国人の知り合いがいっぱいいるけど、大麻依存症の人はいない」という日本人の大麻推進派は多いです。

しかしそれは単に日本人が、大麻依存症で毎日ブリブリの外国人に知り合う機会が少ないに過ぎません。

実際には大麻依存症によって入院治療を余儀なくされている方も少なくありません。

大麻依存症の入院治療患者

引用元:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2797098/

上の図は年齢層がどの薬物によって入院治療を受けているのかを表したものです。

12歳〜17歳では突出して大麻による入院治療が多く、18〜20歳でも大麻が最も多いことがわかります。

上の図は、それだけ大麻の依存性が強いということを言いたいのではありません。

大麻は最も利用者が多いため、その分依存症患者が増えるのは当然だからです。

しかし、入院治療を受ける方がこれほど多いということは、大麻には少なからず依存性があると言って間違いないでしょう。

大麻を辞めようとして鬱になることも

「大麻なんていつでも辞められる」と考えている人は少なくありません。

ですが、以下のの記事では中枢神経系の内因性カンナビノイドシステムを介した大麻の禁断症候群の神経生物学的根拠が示されています。

Review of the validity and significance of cannabis withdrawal syndrome.

大麻の禁断症状はタバコの禁断症状に似ていると言われており、次のような様々な症状を経験します。

  • 過敏症
  • 怒り
  • うつ病
  • 睡眠困難
  • 渇望
  • 食欲不振

大麻の依存性が侮れないことがわかったと思います。

ゲートウェイドラッグとなる可能性も

大麻に依存性があるのはもちろん、大麻にはゲートウェイドラッグとなる危険性もあります。

米国国立薬物乱用研究所のIs marijuana a gateway drug?という記事によれば、大麻が他の薬物などのゲートウェイドラッグになる可能性があるといいます。

例えば、アルコール使用と関連障害に関する全国疫学調査の縦断的データを使用した研究では、大麻使用者はより高確率でアルコール依存障害を発症します。

そしてアルコール使用障害の方が大麻を利用すると、アルコール依存障害が悪化する可能性も示唆されています。

大麻を使用すると、ドーパミンの分泌が促され、脳内報酬系が活性化することで幸福感を得ることが可能です。

しかし、長期間に渡って大麻を使用すると、脳内報酬系がドーパミンに反応しにくくなります。

そうするとアルコールや他の薬物を使用してドーパミンが分泌されても、脳内報酬系の反応が鈍り、結果として他の薬物の使用量も増える仕組みです。

そのため、大麻の依存性について考える場合、大麻が原因で使用をはじめる他の薬物の依存性についても考えなくてはなりません。

もちろん、大麻よりも先にアルコールやタバコをやっている場合がほとんどなので、「タバコやアルコールこそゲートウェイドラッグ」という意見も理解できます。

大麻の依存性に関わる影響とリスク

続いて、大麻の依存性に関わるリスクを紹介します。

未成年者が使用するとバカになる

大麻を未成年者が使用するとバカになります。

米国国立薬物乱用研究所のWhat are marijuana’s long-term effects on the brain?という研究によれば、大麻が発達中の脳に長期的もしくは永久的な有害な影響を与えると言われています。

出生前、出生直後、または思春期にTHCに曝露されたラットの脳には、特定の学習および記憶課題に顕著な問題が発生します。

また、人に対する研究でも、大麻を使用すると記憶や学習、認知、制御などを司る脳領域の量が減少する可能性が示唆されています。

さらにニュージーランドの研究では青年期から成人期に大麻を使用していた場合、成人期のIQが6〜8下がるという結果が出ました。

なお、影響の大きさは大麻の使用を開始した年齢や使用量、試用期間によって異なります。

このような理由から、嗜好用大麻合法国ではアルコールやタバコと同様、21歳以下は販売禁止するなどの措置が取られているというわけです。

学校、仕事、社会生活への影響

大麻は学校や仕事、社会生活へも影響を与えます。

How does marijuana use affect school, work, and social life?

によれば、脳への影響をあいまって大麻使用者は被使用者と比較して学業成績が悪い傾向があります。

また、高校を卒業したり、学位を取得する可能性が低いという研究結果もありました。

他にも大麻は次の様々な問題との関わりがあります。

  • 他の薬物を使用し、自殺を試みる可能性
  • 収入の低下
  • 福祉(生活保護など)への依存度の高まり
  • 失業
  • 犯罪行動
  • 生活満足度の低下

そして大麻を使用した人の大多数は、これらの悪影響を経験したと報告しています。

他にも郵便局員を対象に行われた調査では大麻を使用している局員は労働災害が55%、怪我が85%、欠勤が75%多いようです。

特定の人の精神疾患のリスクを高める

THC含有率の高い大麻を毎日使用する人は、精神病のリスクが5倍になるという研究がありますが、大麻の使用は気分障害や不安障害との関連性がないとする研究、そのどちらも存在します。

なので、さらなる研究が必要なのが現状です。

しかし、少なくとも病的変異したAKT1遺伝子を持った人が大麻を使用した場合、精神病のリスクが7倍になり、病的変異したCOMT遺伝子を持つ人も同様にリスクが増加します。

場合によっては、大麻の使用によって精神疾患のリスクも高まるということも併せて理解しておきましょう。

依存性のある大麻を安全に使用する方法

残念ながら大麻には少なからず依存性があります。

そして、大麻を常習することには様々なリスクがあるため、合法国で大麻を使用する際には依存しないように注意しなければなりません。

以下では、依存性のある大麻を安全に使用する方法を紹介します。

大麻の依存性と負の影響を理解する

大麻が安全だと思い込んで使用してしまうと、過剰摂取や毎日摂取してしまう原因になります。

大麻が安全だという思い込みを捨てて、大麻が実際には依存性があり、負の影響があることを理解するのが重要です。

当サイトは大麻合法国在住者向けのメディアですので、日本国内での大麻使用は違法行為なので推奨していませんが、大麻合法国での使用は問題ないと考えています。

それにもかかわらず、大麻の依存性を強調しているのは、負の影響を理解したうえで、安全に使用して欲しいという想いがあるからです。

摂取量を調整する

大麻の効果をどれくらい感じるのかは人によって大きく異なります。

そのため、1日どれくらいまでなら安全に摂取できるのかを明らかにすることはできません。

なので、まずは自分にあった摂取量を見つけて調整するようにしましょう。

自分が依存症になってないことを確認する

大麻を利用するなら、定期的に自分が依存症になってないことを確認しましょう。

自分が依存症になってないか確認するためには、以下の質問を自分自身にしてください。

  • 大麻を吸いたい気分に毎日ならないか
  • 少しでも大麻の禁断症状がでていないか
  • 少し大麻を減らそうと考えていないか
  • ハイになりたいという強い願望はないか
  • 一人で吸うことは多くないか
  • ストレスを感じた時や寂しい時、怒りを感じる時に大麻を吸っていないか

もしもこれらの質問の答えがYESなら、依存症の可能性があるかもしれません。

大麻を吸う頻度と量を減らすことをおすすめします。

まとめ:大麻は依存性に注意

大麻には「依存性」があります。

そのため、合法国で大麻を使用するのも良いですが、まずは依存症にならないように注意しなければなりません。

本記事では大麻の依存性ばかり書いてきましたが、大麻が医療に使われていたり、健康への効果が期待されており、日夜その研究報告が発表されています。

もし、興味がある方は以下の記事も併せてご覧ください。

本記事が大麻を再考する機会になれば幸いです。

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