【注目記事】大麻を日本で1番わかりやすく解説!【大麻初心者向け】

大麻関連株への投資が初心者におすすめできない理由

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Cちゃん

大麻市場が大きくなっているって聞くけど儲けるチャンス?

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Tくん

でもリスクがあるとも聞くよね?

本記事では大麻関連株への投資をテーマに、読者のこのような疑問を解決していきます。

大麻産業の成長率と北米での合法化の流れ

大麻関連株投資について理解するためには、北米での大麻産業の成長率と合法化の流れを理解しておく必要があります。

大麻産業の市場成長率

アメリカでの大麻産業の市場成長率は凄まじく、2018年には10億ドルだったものが、2025年には24億ドルに達するという予測があります。

引用:Forbes「The Grass Is Only Getting Greener For The U.S. MarijuanaMarket」

既にいくつかの州では娯楽用大麻の合法化が行われています。

そして今後も娯楽用大麻の合法化が進むと考えられており、医療用大麻市場も娯楽用大麻市場も市場規模が2倍以上になるとの予測です。

またカナダでも大麻市場は大きく成長すると予想されています。

カナダの大麻産業の市場規模

引用:New Frontier Data「Growth of the Canadian Legal Cannabis Industry」

カナダでは古く2001年から医療用大麻は合法化されていたため、医療用大麻市場の伸び(グラフ内赤)は小さいです。

しかし、2018年10月にはじめて全国的に合法化された娯楽用大麻の市場規模は、大きく伸びると予想されています。

アメリカの娯楽用大麻合法化

アメリカでは古くから医療用大麻については使用を認めている地域が多く、医療用大麻が合法の国は約20州にも登ります。

また、アメリカでは以下の州を含む、10の州で娯楽用大麻の合法化が行われました。

  • メーン州
  • カリフォルニア州
  • マサチューセッツ州
  • ネヴァダ州
  • アラスカ州
  • ワシントン州
  • オレゴン州
  • コロラド州 など

そして2020年1月にはイリノイ州も娯楽用大麻の合法化を行い、現在では50州のうち11州で大麻の合法化が行われています。

主要な大麻関連株4銘柄の現状

ここまで読むと、大麻関連株への投資で利益を得られそうに感じるかもしれませんが、現実は甘くありません。

まずは主要な大麻企業の株4銘柄の現状を解説していきます。

  • キャノピー・グロース(CGC)
  • オーロラ・カナビス(ACB)
  • ヘクソ(HEXO)
  • クロノス・グループ(CRON)

キャノピー・グロース(CGC)

キャノピーグロース

HP:キャノピーグロース

キャノピーグロースは医療大麻関連銘柄で最も有力な企業の1つ。

2021年の大麻関連市場の規模は3.5兆円にも達する見込みですが、その中でも時価総額が最大規模なのがキャノピーグロースです。

アナリストの61%は買いであると予想していますが、他の大麻関連株同様に株価は低迷しています。

2020年の利益は赤字だとされており、2020年に購入するのはリスクが大きいでしょう。

オーロラ・カナビス(ACB)

オーロラ・カナビス

HP:オーロラ・カナビス

オーロラ・カナビスはカナダの大麻企業です。

2018年にはじまったカナダの大麻企業株の高騰は大麻企業を巨大にしましたが、売上が企業の時価に見合っていない状態が続いています。

そのためバンク・オブ・アメリカは、オーロラ・カナビスの米国上場株式の評価を「買い」から「中立」に引き下げました。

日本人の中にも2020年にオーロラ・カナビスの株を購入し、早速損失を発生させている方もいます。

ヘクソ(HEXO)

HEXO

HP:ヘクソ

カナダの大麻企業のヘクソの株価は、ここ2019年から2020年3月の間に、3分の1程度になっています。

オンタリオ、ケベックなどの大麻販売で主要となる州の実店舗で販売が伸び悩み、主要栽培工場で減産を余儀なくされました。

経営陣はキャッシュ確保のために、人員削減に踏み切まざるを得ない状況です。

このまま株価が下がり続ければ、ニューヨーク証券取引所の最低取引価格要件を割り込みかねません。

クロノス・グループ(CRON)

クロノス・グループ

HP:クロノス・グループ

クロノス・グループはカナダに本社を置く大麻企業です。

2019年にはほとんどの大麻関連企業で、株価が大幅に下落しましたが、クロノス・グループの株価の低下は10%に留まっています。

しかし、次の章で解説する問題が解決されない限りは、株価が安定することは期待できないでしょう。

2020年の大麻関連株投資はリスクが大きい理由

2020年現在に大麻関連株投資を行うのはリスクが大きいです。

大麻関連株投資のリスクが大きい理由を7つ紹介します。

  • 大麻の関連認可の遅れ
  • 州政府による販売店認可問題
  • 各種課税が大きな壁に
  • 合法大麻と非合法大麻の価格
  • 「VAPE」問題
  • 海外市場での販売の難しさ
  • 現金燃焼と株式の希薄化

大麻の関連認可の遅れ

カナダでは大麻の栽培や加工、販売に関する認可が大幅に遅れています。

一時は数百ものライセンス申請が認可待ちになっていました。

カナダの製薬企業である「アフィリア」は、ライセンスの取得に18ヶ月以上かかったと言います。

参考:Should You Buy Or Ignore Aphira Stock After The Volatile Move? TSX, NYSE, APHA

コロナでそれどころではない状況も加味され、認可の遅れは2020年以降も続くでしょう。

州政府による販売店の認可問題

18ヶ月待って栽培や加工、販売に関する認可を受けられても、販売店の認可を受けられなければ売上が伸び悩みます。

カナダの最大の州であるオンタリオには1,400万人もの人が住んでおりますが、合法的な店舗はたったの22店舗

参考:Here’s a list of all the cannabis stores now open in Ontario

今後の動きが予測し辛い状況です。

各種課税が大きな壁に

政府が大麻を許可するのは、税収になるからです。

そして、アメリカのカリフォルニアでは娯楽用大麻に対して次のような様々な税金がかかります。

  • 15%の州消費税
  • 1オンス9.65ドルの栽培税
  • 7.25%の州消費税と(大麻以外の商品も適用される消費税)
  • 最大1%の自動地方消費税
  • 0%から15%の地方大麻事業税

上記のように、大麻には様々な税金がかかるため、2020年1月だけで大麻の値段は80%上昇したという調査があります。

参考:CUSTOM CONTENT: Why Are Cannabis Taxes So High?

こうした背景から次のような新たな問題も発生しています。

合法大麻と非合法大麻の価格

2019年のある時点での合法的な大麻の価格は1グラム約10ドルでした。

一方で非合法大麻の値段は6ドル以下です。

参考:Illegal cannabis prices fall as legal market expands

4割ほども合法大麻と非合法大麻の価格差が生じていれば、多くの消費者は非合法の大麻を購入するでしょう。

そうなれば合法大麻を販売している企業の株価が上がりにくい状況になります。

「VAPE」問題

北米では大麻のリキッドなどの派生商品の売上増加が見込まれていますが、大麻を加熱して蒸気を吸うVapeに関する健康被害報告が増えつつあります。

アメリカでは肺疾患が2,290件報告され、47人の死亡者が出ました。

参考:Vaping lung disease cases rise to 2,290, death toll climbs to 47

今後はVAPEなどの大麻の派生商品の売上が減少するかもしれません。

海外市場での販売の難しさ

カナダは国内のサプライチェーンが混乱しており、アメリカなど海外市場への参入が難しい状況です。

参考:Canadian pot producers ‘underestimated’ supply chain demands, CEO says

また、アメリカとカナダ以外で娯楽用大麻を合法化している国は少ないため、他の国で販売するのも難しいでしょう。

現金燃焼と株式の希薄化

現在多くの大麻関連企業はキャッシュを失っている状況です。

そしてキャッシュを補うために増資などを行なっており、株式の希薄化が進んでいます。

大麻関連企業の中でも大手で、比較的リスクがないと言われているオーロラカナビスの株数は10億を超えました。

参考:大麻業界に資金調達の試練、危機の足音

大麻関連企業は現在投資フェーズにいるため、キャッシュを今後も失っていくでしょう。

そして株式を発行すれば、株の価値がどんどんなくなってしまいます。

まとめ:大麻関連株は現在、安易に手を出すべきではない

2020年現在は大麻関連株の株価の低下が相次いでおり、買いとはいえない状況です。

大麻市場は今後も伸び続けていくと予想されています。

今リスクを取って大麻関連株に投資するよりも、もう少し様子を見て、株価が安定しそうになってからでも遅くないはずです。

2020年コロナの情勢も加味され、かなり厳しい状況が続くことが予想されます。

また、急成長している大麻産業については過去記事でも解説しています。

今日がある方は併せてご覧ください。

本記事が大麻を再考する機会になれば幸いです。

JAPANABIS編集部

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