【注目記事】大麻を日本で1番わかりやすく解説!【大麻初心者向け】

大麻精神病とは?大麻で精神病になる確率は〇〇倍?

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Cちゃん

大麻で精神病になるかもって聞いたけど本当?

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Tくん

でも大麻が精神病の治療に使われるって聞いたこともあるよ。

本記事では、このような疑問を解決します。

大麻精神病とは

大麻精神病は、大麻を大量に摂取した際などに生じる被害妄想などの短期的な症状を指します。

その多くは短期的なもので、大麻を使用せずに1日も経過すれば症状がなくなることがほとんどです。

臨床観察から言われている仮説の障害で、明確に定義されているわけでもなく、厳密には精神病とは認められていません。

しかし、2012年のイギリス薬物政策委員会(UKDPC)の科学的な調査報告によると、大麻の使用によって一時的な精神病症状を呈することがあるようです。

アルコールの摂取により引き起こされる疾患と比べれば、症状は軽微であるとされていますが、注意しておくにこしたことはありません。

なお大麻の成分のうち大麻精神病の原因となるのはTHCです。

CBDには大麻精神病を防止する効果があるとされています。

大麻に耐性がない人が大麻精神病を避けて大麻を安全に摂取するなら、CBDの含有率が高い大麻を選びましょう。

厚生労働省の大麻精神病に関する記述はウソ?

厚生労働省所管の公益法人財団法人麻薬・覚せい剤乱用防止センターのウェブサイトである「ダメ。ゼッタイ。」では以下のような記述があります。

「大麻精神病」と呼ばれる独特の妄想や異常行動、思考力低下などを引き起こし、普通の社会生活を送れなくなるだけではなく、犯罪の原因となる場合もあります。

また、乱用を止めてもフラッシュバックという後遺症が長期にわたって残るため、軽い気持ちで始めたつもりが一生の問題となってしまうのです。

しかしこの記述は、アメリカから輸入した薬物標本の説明書を翻訳し抜粋されたものに過ぎず、信ぴょう性は高くありません。

大麻精神病は一時的なものであるという見方が、現在は主流です。

大麻精神病の可能性を理解することは重要ですが、過度に恐れる必要はないでしょう。

大麻の使用と精神病の関連性

大麻精神病とは別に、大麻の使用とうつ病や統合失調症などの精神病の関連性が指摘されています。

ここでは大麻の使用と精神病の関連性を解説していきます。

大麻を吸うと精神病を発症する確率が5倍?

いくつかの研究では、大麻の使用は統合失調症、うつ病、不安、物質使用障害などの精神障害のリスク増加に関連付けられています。

しかし、実際に大麻が精神病のリスクを増加させるのか、させるのであればあどの程度リスクを増加させるのかを判断するのは簡単ではありません。

最近の研究では、高濃度の大麻を毎日摂取している人は大麻を一度も吸ったことがない人と比較して、精神病になる確率が5倍も高いと指摘されています。

使用された薬物の量、最初の使用時の年齢、および精神病に対する遺伝的耐性も、大麻と精神病のリスクの関連性に影響を与える要素だと考えられています。

大麻と気分障害・不安障害には関連性がない?

アルコールおよび関連症状に関する全国疫学調査の縦断的データを使用して、大麻の使用と気分障害・不安障害・物質使用障害の関連性を調べた研究があります。

交絡因子を調整したところ、大麻はアルコール依存症・ニコチン依存症・大麻依存症などの物質使用障害とは関連性が見つかったものの、気分障害・不安障害との関連性は見つかりませんでした。

大麻で精神病になるかは遺伝子次第?

大脳基底核の線条体(ドーパミンを受けて興奮を抑制する)へのドーパミンシグナルの伝達に影響を与えるAKT1遺伝子の特定のバリアント(遺伝的変異体)を保有する人は精神病にかかりやすいことがわかっています。

遺伝子的要因が大麻の使用と精神病の関連性に与える影響を調べた最近の研究では、AKT1遺伝子の特定のバリアントを保有する人の精神病リスクは、頻繁に大麻を吸うことで7倍まで高まることがわかりました。

大麻を吸うと統合失調症も悪化する?

別の研究によると、カテコール-O-メチルトランスフェラーゼ(ドーパミン、アドレナリンおよびノルアドレナリンなどのカテコールアミン類を分解する酵素)の変異体を持つ人は、青年期に大麻を吸うことで、成人になった時に精神病になるリスクが増加するようです。

また、大麻の使用は統合失調症の患者の病気を悪化させることも同研究では示されています。

大麻が自殺未遂の原因になる?

他にも10代の若者の大麻使用と、自殺念慮・自殺未遂の関連性も指摘されています。

大麻のTHCはドーパミンの生成に影響を与えるため、10代で大麻を吸うことで、これまで精力的に行なっていた活動への意欲の低下や学校の欠席など、無気力症候群になる可能性があります。

大麻の使用と自殺念慮・自殺未遂の関連性についてはわかっていないことが多いため、さらなる研究が必要です。

大麻が医療目的で精神病患者に処方される場合もある

医療用大麻はてんかん、多発性硬化症、終末期患者の疼痛管理、化学療法による吐き気など、さまざまな健康状態の治療に使用されてきました。

そして近年では不安、うつ病、統合失調症、双極性障害および物質使用障害を治療への、大麻植物に含まれる非精神活性カンナビノイドであるCBDの有効性が研究されています。

うつ病患者へのCBDの処方

大麻を薬として使用は、紀元前2,800年、シェンヌン皇帝時代の中国で始まり、リウマチの痛みとマラリアの治療、便秘の緩和、生殖障害の治療に使用されていました。

またインドでは大麻はてんかんや破傷風の患者の痙攣を防ぐための精神安定剤や、局所抗生物質として使用されてきた歴史があります。

古代から大麻の医療目的での使用は研究されてきており、現在は大麻の以下の効果が注目されています。

  • てんかん発作のリスクの低下
  • 吐き気の緩和
  • 抗うつ薬および抗精神病薬の効果

CBDとTHCの違い

THC(デルタ-9-テトラヒドロカンナビノール)とCBD(カンナビジオール)は、大麻に含まれる活性化合物です。

しかしその働きは大きく異なります。

THCは「ハイ」を生み出す精神活性成分であり、不安や精神病などの副作用にも関連する成分です。

一方、CBDは非精神活性成分であり、不安、精神病、吐き気、発作を軽減する能力について研究されています。

そのため医療目的で使用される大麻は、CBDの含有率が高く、THCの含有率が低いことが多いです。

なお、日本でもCBDは合法化されているので、CBDリキッドなどを楽しむことが可能です。

日本でも合法で楽しめるCBDについては以下の記事をご覧ください。

CBDの仕組み

CBDの仕組みは完全に解明されてはいませんが、アナンダミド(神経伝達物質)によって生成されるカンナビノイドと相互作用するようです。

精神病の症状に関する研究では、アナンダミドのレベルは精神病患者の症状の重さと関連性があることが示されています。

また急性統合失調症患者の治療薬としてCBDを投与すると、体内のアナンダミドレベルが上昇し、患者の症状が改善するという調査結果もあります。

CBDが精神的健康障害の治療に安全かつ有用であるかどうかはまだ完全にはわかっておらず、さらなる研究が必要ではありますが、以下の障害の治療に役立つ可能性があります。

  • 失調症
  • うつ病
  • 精神病
  • 不安障害
  • 双極性障害
  • 物質使用障害

まとめ:大麻のリスクを知って使用する

大麻精神病は、大麻を辞めさえすれば1日程度で症状が治るため、それほど警戒する必要はありません。

しかし大麻を使用することで、統合失調症などの精神病になるリスクが増加し、遺伝的要素によっては、リスクが7倍まで上昇します。

まずは、こういった大麻のリスクをよく理解することが大切です。

本記事が大麻を再考する機会になれば幸いです。

JAPANABIS編集部

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