【注目記事】大麻を日本で1番わかりやすく解説!【大麻初心者向け】

大麻と妊娠。大麻が母体と胎児に与える影響とは?

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Cちゃん

実は大麻が健康にそんなに悪くないって聞くけど、妊娠期間中はどうなんだろう?

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Tくん

大麻は妊娠期間中のつわりとか、精神的ストレスにも有用なのかな?

本記事では読者のこのような疑問を解決していきます。

カリフォルニアでは妊娠中の大麻使用者数が2倍に

大麻が一部合法化されている国としてはアメリカが有名ですが、アメリカの連邦法には妊婦が大麻を吸うことを禁止する法律はありません。

多くの州では妊娠中の大麻の使用は、児童虐待やネグレクトとして報告されます。

しかし、2018年1月より大麻の娯楽使用が合法化されたカリフォルニアは例外です。

北カリフォルニアのカイザー・パーマネンテと呼ばれる出生前ケア等と行う機関によれば2009年から2016年の間に、大麻の妊娠中の使用者が4%から7%に増えました。

特に若い世代では顕著で、18歳未満の妊婦の22%、および18〜24歳の19%は大麻を使用していることが検査でわかっています。

大麻の妊娠中の使用への抵抗が薄れてきていることがわかりますが、妊娠中の大麻使用が赤ちゃんに及ぼす影響は母親が思っているほど軽微ではありません。

妊娠中は大麻の使用は避けるべき

妊娠中はつわりの影響で何を食べても胃腸が荒れてしまったり、食欲が全然わかなかったり、「何をしてでも食欲を取り戻したい」と思うかもしれません。

また、出産前で不安が大きくなり、神経を落ち着かせる方法を探している人も多いです。

そしてこれまでに大麻を吸っていた女性の中には、大麻を使用する人がいます。

妊娠中の大麻使用はつわりや不安を解消するための安全な治療薬か、潜在的に赤ちゃんに危険を及ぼす可能性のある危険な行為のどちらでしょうか?

医学会や他の医療専門家は妊娠中の大麻使用は安全ではなく、避けるべきだと結論づけています。

研究によると大麻は妊娠状態や赤ちゃんの成長、子供の長期にわたる発育、そして母体の健康にも悪影響を及ぼすようです。

妊娠中に大麻を吸う問題は何か

一部の助産師はつわりや不安を解消するために、時々大麻を使用することを推奨します。

体重を増加させるために健康的な食事を取り、ストレスフリーでいることは健康的な妊娠状態を維持するために必要不可欠です。

しかし、大麻に含まれるTHC(テトラヒドロカンナビノール)は心拍数から脳機能まで人体のあらゆるプロセスを変化させるため、母体の中にいる赤ちゃんにも影響があると考えられます。

妊娠中の女性が大麻を吸ったり、食べたりすると血中のTHCが胎盤を通過して胎児の血流へ流れ込むため、赤ちゃんが大麻を使用しているのと変わりません。

THCが及ぼす子宮内の赤ちゃんへの影響について、完璧にわかっているわけではありません。

なぜならいくら頻度が少なくても妊娠中に大麻を使用することを拒否する女性が多く、臨床試験を行うのは困難だからです。

そして中にはタバコを吸う女性もおり、大麻の影響とタバコの影響を分離して研究するのは簡単ではありません。

しかし、大麻が母体と子供に影響を与えることを示す証拠があり、大麻の影響について完全に理解されていないことが多くあるため、妊娠期間中は大麻を避けるのが安全牌です。

これらの理由から米国産科婦人科医(ACOG)、米国小児科学会(AAP)、疾病管理予防センター(CDC)、および米国医師会(AMA)は、妊娠期間中および授乳期間中の女性は大麻の使用を避けるように呼びかけています。

そして近年つわりや不安の解消に妊娠期間中に大麻を使用する女性が増えたことを受けて、米国小児科学会は妊娠期間および授乳期間中の大麻使用に関する公式ガイドラインを作成しました。

ガイドラインでは、大麻は本人にも赤ちゃんにも安全ではないため、妊娠期間および授乳期間中の女性は大麻をいかなる方法でも使用するべきではないと主張しています。

さらに2019年、米国陸軍大将のジェローム・アダムスは妊娠中の女性や10代の若者たちに、大麻を吸うべきではないと警告しました。

またCBDオイルも妊娠期間中は安全ではないと考えられています。

CBDオイルの胎児や妊娠中の母親への影響が不明なため、避けるべきだというのが専門家の意見です。

妊婦の体調不良や死産のリスクの上昇

研究では毎日または毎週大麻を使用することで、妊娠期間のリスクが高くなることが示されています。

研究によると大麻を使用する母親から生まれた赤ちゃんは、他の赤ちゃんと比較してNICU(新生児専用の治療室)に運び込まれる可能性が高く、出生児の体重が軽く、早産の可能性が高く、出生児の頭が小さい傾向があり、死産する危険性も高くなるようです。

また、大麻を使用すると判断力が低下し、めまいが発生する可能性があり、一部の妊婦が経験するような失神や転倒による怪我の可能性が高くなります。

さらに多くの研究により、子宮内での大麻に晒されることで、胎児の脳が影響を受けることがわかっています。

1つの研究グループによると、妊娠中に大麻を使用していた母親を持つ男児の、扁桃体と呼ばれる感情を司る脳の機能に異常が現れるようです。

そして大麻は成人の記憶力と認識能力に影響を与えることから、胎児にも同様の影響を与えると研究者は考えています。

大麻は脳の神経伝達物質と生化学、酸素の吸入に影響を与えることが知られており、胎児の心拍数に影響を与える可能性があります。

また、大麻は体の中に長期間留まるため、胎児が子宮内で大麻に晒されている期間は母親が思っているよりも長いです。

生まれた子供への悪影響

医学の専門家と科学者は妊娠期間中の大麻の使用が子供の脳の発達と行動に影響を与えると述べています。

調査によると、妊娠期間中に大麻を使用した母親から生まれた幼児や年長の子供は、他の子供と比較して認知テスト、記憶テスト、行動テストのスコアが低く、衝動制御の問題、多動、不注意のリスクがやや高いです。

妊娠中のマリファナの使用と読解力、スペル、数学のテストのスコアの低さとの関連を示す研究もあります。

妊娠を望むなら大麻はやめるべき

妊娠する前に大麻を吸っていた場合、妊娠後の状態や胎児の健康に不安を覚えるかもしれません。

妊娠する前に使用した大麻が胎児を傷つけるという証拠はありませんが、妊娠を妨げてしまう可能性があるため、妊娠を望んでいるのであれば、タバコなどと同時に大麻も辞めた方がいいでしょう。

授乳時の大麻使用にも危険がある

大麻が授乳中の赤ちゃんに及ぼす影響に関する研究は十分ではありません。

しかし、大麻やニコチン、アルコール、コカイン、アンフェタミン、ヘロイン、またはフェンシクリジンを使用している場合、母乳で乳児を育てるのは危険です。

研究によると大麻を使用すると母乳にTHCが混入されることがわかっています。

生後1ヶ月以外にTHCを含む母乳を飲むことで、子供が1歳になる頃に運動発達が低下する可能性があるだけでなく、乳児の脳の発達にも悪影響を与える可能性があります。

米国産科婦人科医(ACOG)の指示に従うのであれば、授乳期間中に大麻を吸ってはいけません。

まとめ:妊娠中・後の大麻使用が及ぼす影響について

妊娠中に大麻を使用することは早期陣痛や妊娠合併症のリスクを高め、胎児への発達が阻害される可能性があり危険です。

つわりや不安を理由に大麻を使用する女性もいますが、自己判断で大麻を使用するのではなく、まずは医療提供者に相談しましょう。

大麻や承認薬よりも安全な自然療法もあります。

本記事が大麻を再考する機会になれば幸いです。

JAPANABIS編集部

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