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沖縄の大麻事情を徹底解説!【摘発数増加&国内初の医療大麻治験】

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Tくん

なぜ沖縄では大麻が流行っているの?

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Cちゃん

沖縄で医療大麻が実現するって本当?

本記事では読者のこのような疑問を解決します。

現在、日本では若年層を中心に大麻が蔓延しており、警察は摘発に力を入れています。

国内でもっとも大麻が蔓延しているのは首都の東京ですが、最近は沖縄でも大麻取締法による検挙数が増加傾向にあります。

しかし同時に、沖縄は「国内初の医療大麻」が生まれる場所になりうる存在とも言われています。

本記事では沖縄の大麻事情を徹底的に解説していきます。

摘発数は5年で約3倍に!なぜ沖縄で大麻で蔓延しているのか?

2019年12月に沖縄県警組織犯罪対策課の発表した報告によれば、沖縄圏内の大麻取締法違反による摘発者は2014年から2019年の間でおよそ3倍に増加しています。

摘発者の大半が10〜30代の若年層。

2014年は41人だったにもかかわらず、2019年には137人に。

特に、未成年者の比率が約3倍に高まっていることが問題視されています。

沖縄で未成年者を中心に大麻が蔓延する理由には次の4つの理由があります。

理由①SNSや機密性の高いアプリの普及

まず1つ目の理由として挙げられるのが「SNSやアプリの普及」です。

最近は未成年者でもスマートフォンを持つケースが大半で、SNSやアプリを通して簡単に売人にコンタクトを取れるようになっています。

大麻取引は、SNSで売人にコンタクトし、海外発の機密性の高いアプリで具体的な取引内容を確認して売買するという流れで行われるようです。

スマホひとつで大麻を購入できる安易さが大きな理由です。

理由②「大麻は安全」という間違った理解が浸透している

「大麻は安全だから大丈夫」といった誤った情報が浸透していることも、沖縄で大麻が蔓延化する理由のひとつ。

現在、世界でも大麻の研究が進み、大麻は日本で言われるような「体に多大な悪影響を与える麻薬」ではないことが分かってきています。

しかし、「脳が発達段階である10代のうちは嗜好用大麻に手を出してはダメ」というのが大麻解禁を積極的に行う世界のスタンダードになっているのは確かです。

近年の大麻は、精神活性作用成分であるTHCが高くなっているのも問題です。

10代の大麻使用は、うつ病などの精神疾患の発症リスクを高めるだけではなく、知能の低下や依存症になる危険などリスクしかありません。

10代の大麻使用については以下の記事で詳しく解説しています。

理由③沖縄県外からの大麻流入の増加

沖縄で大麻が蔓延化した理由として、「県外からの大麻流入の増加」も見逃せません。

2019年6月に沖縄の高校生10人が大麻取締法違反容疑で摘発された事件では、大麻は沖縄県外から郵送して入手していたことが分かっています。

県外からの郵送で大麻を入手する手法は想像以上に広がっています。

理由④米軍関係者による大麻密入の可能性

日本には各地に米軍基地があり、頻繁に「米軍による大麻の密輸入」が問題になっています。

2017年に神奈川新聞社が米軍に対して情報公開請求を行ない、日米当局が神奈川県内の米兵(元米兵も含む)を複数人、軍事郵便を通して大麻密輸の疑いで摘発していたことが明らかになりました。

2016年には沖縄でも軍事郵便による大麻密輸が告発されています。

米軍関係者がアメリカから密輸した大麻が、沖縄県内の若者の手に渡っている可能性はけっして低くはないでしょう。

沖縄のポジティブな大麻事情!国内初の医療大麻が実現しうる場所

大麻取締法違反による摘発者増加という暗いニュースの一方で、沖縄には「医療大麻が実現するかもしれない地域」として期待が集まっています。

2019年12月に沖縄赤十字病院は大麻由来の難治性てんかん治療薬を治験で使う将来的な見通しがあることを発表しました。

現在、沖縄県内には難治性てんかんであるレノックス・ガストー症候群やドラベ症候群の患者がおよそ100人います。

この治験は難治性てんかん患者の希望の光であり、日本の医療大麻の将来を担う治験になります。

難治性てんかん治療薬として大麻成分を治験でつかう国内初の試み

大麻取締法では医療用大麻の輸入・使用を禁止しているため、もしこの治験が実現すれば「日本国内初の医療大麻をつかった治験」になり、日本の医療シーンに医療大麻が使われる未来がぐんと近づきます。

アメリカやイスラエルなどではすでに医療大麻はポピュラーなものになっており、てんかん患者にとっては希望の光と言われています。

既存の抗てんかん薬で70%の患者が発作を抑えることができる一方で、治療薬が効かない難治性てんかん患者は苦しんでいるのが現状です。

アメリカではすでに『エピディレックス』という大麻成分が含まれたてんかん治療薬が登場しており、難治性てんかん患者の治療に使われています。

てんかんに大麻が効果を発揮した「シャーロットちゃん」の事例

てんかんに対して大麻成分が有効だと世界に広く知らせた人物としてもっとも有名なのがアメリカ人の少女「シャーロット・フィギーちゃんCharlotte Figi)」です。

シャーロットちゃんは希少てんかんであるドラベ症候群を乳児のときから患っており、1日数百回にのぼるてんかん発作を起こしていました。

既存の治療薬では改善できず、5歳には歩く話すなどの日常生活が困難になり、栄養チューブが欠かせなくなるほどに症状は悪化。

希望がなくなりかけたときに出会ったのが「CBDオイル」でした。

CBDオイルの摂取により症状は劇的に改善し、世界中の研究者が大麻の医療的価値を発見した瞬間でした。

残念ながら、2020年4月に新型コロナウイルスによる合併症によりお亡くなりになってしまいましたが、医療大麻の認識を大きく変えたシャーロットちゃんの人生はこれから先も語り継がれていくでしょう。

CBDオイルがてんかんに効果を発揮した事例をもっと知りたい方は以下の記事も併せてご覧ください。

治験実現は一体いつごろになるのか?立ちはだかるハードル

2019年3月の参院沖縄・北方問題特別委員会で厚生労働省は、大麻成分を含む難治性てんかん治療薬の治験について「限定的に可能」という見解を提示しています。

本記事を執筆する2020年5月時点では当治験に関する続報がないため、現在は準備を進めているところだと思います。

当治験の実現にかかる時間は未知数です。

なぜなら、大麻成分が含まれた医薬品の治験には次のような高いハードルを超える必要があるからです。

  • 厚生労働省による治験計画の承認
  • 沖縄県の大麻取扱者免許の取得
  • 国民の理解

当治験が実現すれば、沖縄は日本の医療大麻実現を推進した地として歴史に残ります。

続報に期待が集まります。

まとめ:沖縄県内の大麻蔓延は問題だが、国内初の医療大麻試験は日本にとって明るいニュース

沖縄の大麻事情はここ数年の大麻取締法違反による摘発者増加だけをみるとネガティブな印象ですが、大麻成分が含まれる難治性てんかんの治療薬の治験という明るい材料もあります。

数十年後、日本の医療大麻の歴史を見返したときに「沖縄は日本の医療大麻解禁のパイオニア的地域」と語り継がれているかもしれません。

JAPANABISでは「医療大麻」をテーマに以下のような記事も書いています。


本記事が大麻を再考する機会になれば幸いです。

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