【注目記事】大麻を日本で1番わかりやすく解説!【大麻初心者向け】

医療大麻は次世代の特効薬?日本で大麻が医療に使われる未来

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Tくん

大麻が治療薬として使われてるの?

name
Cちゃん

どうして大麻が医療で役に立つの?

大麻というと、一般的には麻薬というイメージがありますが、海外では大麻が画期的な治療薬として合法的に処方されています。

現在、世界各国で大麻の合法化が進んでいますが、こうした合法国の多くでは嗜好品としての大麻を規制したまま、医療目的のみで大麻を合法化するケースが多いのが特徴です。

というのも、大麻にはうつ病やがん、認知症などの多くの病気に対して効果があることが分かっており、様々な研究によって大麻の医療効果がより詳しく解明されつつあります。

今回は、大麻がどうして様々な病気に効くのか、また医療大麻を合法化した国の具体例などについて触れつつ、医療大麻について詳しくお伝えしていきます。

大麻は医療現場でも使われている?

大麻の合法化といっても、その目的は大きく2つに分けられます。

一つは、米国のように嗜好品として大麻の個人使用を認める場合と、医療目的で合法化する場合です。

現時点で、嗜好用大麻を認可している国は6ヵ国と少ないですが、医療大麻を合法化している国の数は26ヵ国と多く、北米や欧州、近年ではタイや韓国などのアジアでも医療大麻を合法化するケースが相次いでいます。

こうした医療大麻の合法国では、実際に医師が患者の症状に併せて大麻の処方箋を発行しており、大麻が従来の医薬品よりも安全で、かつ様々な病気に対して効果を発揮する治療薬として知られつつあります。

世界的に医療大麻の合法化が進み、また嗜好用大麻が認められた国では様々な大麻グッズなどが発売されており、大麻ビジネスは今後大きな市場になると目されています。

ある調査では、大麻市場は2025年までに663億ドル(約7,250億円)もの規模になると予測しています。

大麻は様々な病気に効くという研究がある

日本では、法律によって大麻が違法薬物として規制されているので、大麻が医療目的で使用されているというと意外に思えるかもしれません。

特に、近年では多くの有名人が大麻の所持や栽培などで検挙されたというニュースが巷を賑わせていることもあり、大麻というとネガティブで危険なイメージがあります。

ですが、大麻が合法化された国では、従来のような規制に捉われずに大麻の効用を調べる研究が行い易くなったこともあり、大麻が持つ効果や人体にもたらす影響が、より詳しく解明されつつあります。

こうした様々な科学的調査によって、大麻が単に人をハイにさせるだけでなく、がんやアルツハイマーなどの様々な難病、またうつ病などの精神疾患などの多くの病気に対して効果を発揮することが様々な研究から分かっています。

加えて、大麻は純粋な植物であるため、従来の化学薬品のような強い副作用がなく、また中毒性も極めて低いため、安全かつ効果のある治療薬として注目されています。

大麻のどんな作用に治療効果がある?

大麻が医療で用いられてきた歴史はとても長く、インドや中国、ローマでは紀元前から大麻を医療や宗教儀式などに用いてきた歴史があります。

また、日本でも戦前までは大麻が合法で、喘息の特効薬として「ぜんそく煙草」という名前で売られていました。

では、どうして大麻が治療薬として機能するのでしょうか?

実は、大麻草には60種類以上もの天然成分が含まれており、それらはまとめて「カンナビノイド」と呼びます。

このカンナビノイドには人体に影響を及ぼす成分がいくつかあり、最も有名なのが「THC」「CBD」です。

THCの正式名称は「テトラヒドロカンナビノール」といい、主に大麻草の葉やつぼみから抽出されます。

THCには摂取した人をハイにさせたり、リラックス効果や食欲増進などの働きがあり、こうした作用が多くの病気に対して作用します。

例えば、

  • 抗不安作用
  • 痛み止め
  • 食欲不振の解消
  • 吐き気止め

このため、医療大麻が合法な国では医師の処方箋があれば大麻を入手することが可能で、例えば米国では大麻合法州であれば街中のあちこちに「ディスペンサリー(大麻専用薬局)」が存在します。

一方のCBDは、「カンナビジオール」という名の成分で、主に大麻草の茎から抽出されます。

CBDは日本でも合法で、摂取してもハイになりませんが、睡眠導入や疲労回復、リラックス効果などの様々な効能があります。

CBDはサプリメントから医薬品まで幅広い用途があり、医療効果としては以下が挙げられます。

  • 抗不安作用
  • 炎症防止
  • 抗うつ作用
  • 抗けいれん作用

CBDには向精神作用がなく、かつ多くの疾患に効果を発揮するため、米国ではCBDを医薬品として正式に認めています。

また、日本でもCBDを医薬品として認めるよう要望が挙がっており、既に治験レベルではCBD由来の医薬品の使用が認められています。

大麻が効用のある病気は様々

大麻が効果を発揮する症例は実に多く、一説では250以上もの疾患に対して効果があると言われています。

例えば、大麻にはうつ病、強迫性障害などの精神疾患から、パーキンソン病、アルツハイマーなどの認知症、また不眠症、てんかん、気管支喘息、多発性硬化症などの様々な病気に対して効果があると言われています。

この他、大麻が効果を発揮する病気として、がんが挙げられます。

従来の抗がん剤を用いた化学治療では、その強い毒性から吐き気や頭痛、脱毛、下痢などの様々な副作用が伴います。

ですが、大麻にはこうした化学薬品に伴う副作用や毒性がなく、また中毒性も極めて低いというメリットがあります。

また一説では、THCにはがんの腫瘍細胞を殺し、増殖を防止する効果があると言われています。

このため、医療大麻を合法化した国の多くではがん治療に大麻を導入するケースが多く、医療大麻先進国である米国では、既に30以上もの州で大麻をがん治療に導入しています。

医療大麻を合法化する国が続出

現在では世界中で大麻の医療分野での有効性が注目されており、医療大麻の合法化は世界規模で進んでいます。

冒頭でも延べましたが、こうした合法国の多くは医療目的でのみ大麻の使用を許可するケースが大半で、特に薬物に対して厳格な規制を設けているアジア諸国などでは、嗜好目的での大麻使用はNGとしつつ、医療目的での使用のみを認めています。

一方で、米国やカナダなどでは嗜好・医療目的の両方で大麻を認めていますが、こうした国の場合、既に大麻が違法だった時代から大麻がまん延し過ぎており、規制が殆ど機能しないため仕方なく嗜好用の大麻を合法化した、という事情があります。

とはいえ、医療大麻の効果が医学的にも立証されつつある昨今、大麻を全面的に規制している日本でも、遅かれ早かれ大麻の医療効果に着目せざるを得ない日が来そうです。

医療大麻が合法化された国

ここまで、おもに医療大麻の効果について触れてきましたが、下記では実際に医療大麻を合法化した国の実例を見ていきましょう。

一口に大麻といっても、国によって扱い方や合法化の捉え方が異なります。

そのため、個々のケースを参照することで、より大麻に対する正しい扱い方が見えてくると思います。

北米

北米では、米国・カナダ両国が大麻を合法化しており、嗜好・医療目的の両方で使用が認められています。

医療大麻に関しては、米国ではすでに1990年代から医療大麻が合法化されており、1996年にカリフォルニア州が初めて医療大麻を導入しました。

同国ではこれに続いて多くの州が医療大麻を合法化し、現在では全50州のうち、33州と半数以上の州が医療大麻を使用しています。

また、カナダでは2001年から既に医療大麻の使用を認めており、当初はおもに末期がんの患者に限って処方していました。

南米

南米では3ヵ国で医療大麻が合法化されていますが、国ごとに扱い方が若干異なります。

例えば、ペルーでは医療目的のみで大麻を合法化しており、アルゼンチンでは大麻由来の油のみの提供が認められています。

欧州

欧州でも医療大麻は10年以上前から解禁が進んでいます。

例えば、オランダでは2003年に世界で初めて国全体で医療大麻を解禁しています。

同国では嗜好目的での大麻も認められており、コーヒーショップで大麻が売られていることはよく知られています。

ですが、この場合も合法化ではなく非犯罪化であり、所持や購入できる量などが制限されています。

また、イギリスでは嗜好品としての大麻を規制しつつ、2018年から医療大麻を全国的に合法化しました。

ドイツでは少量の大麻であれば所持が可能である他、2017年からは医療目的での使用を法律で認めています。

ポルトガルでは2001年から大麻を全般的に解禁していますが、これは合法化ではなく「非犯罪化」という扱いなのが注目です。

つまり、法律では大麻を違法として扱いながらも、使用しても処罰の対象にはならない、もしくは罰則の大幅な軽減といった、いわば規制緩和を行っています。

この他、スペインやイタリア、スイスなど、欧州で医療大麻を使用する国は13ヵ国と多く、それぞれの国が独自の法律や規制によって大麻を扱っています。

オセアニア

オセアニアでも医療大麻が合法化されており、オーストラリアでは全国規模で医療大麻を導入しており、2019年には個人使用も認可されました。

また、ニュージーランドでも処方箋のある患者を対象に大麻を合法化しており、2020年には嗜好用大麻の解禁を巡って選挙が行われます。

アジア

アジア地域は世界的に見てもドラッグに対する規制が厳しいのが特徴ですが、医療大麻の有効性を認める国が増えつつあります。

例えばタイでは2019年から医療大麻を合法化していますが、同国では大麻の研究も盛んに行っており、同国のランシット大学では大麻を専門的に研究するプログラムが設置されています。

また、フィリピンでも医療目的での大麻使用を解禁していますが、嗜好目的での使用は禁じています。

同国は麻薬に関して世界随一の厳しい規制を設けており、違反者には死刑が課されることもあります。

そして、隣国の韓国でも2019年に医療大麻を合法化しています。

同国も麻薬に対して厳しい罰則を設けており、例えば合法国で大麻を使用した場合でも、発覚すれば逮捕・起訴の対象になります。

中東

イスラム圏の中東はアルコールや麻薬などの快楽物質に関して特に厳しい地域ですが、例外なのがイスラエルです。

イスラエルは大麻研究において長い歴史があり、1963年から研究に着手しています。

また、同国では上記でも延べたTHCとCBDの存在を初めて突き止めた国でもあり、医療大麻も1970年代とかなり以前から合法化しています。

また、大麻関連のスタートアップ企業も存在するなど、今後大麻ビジネスが大きな潮流になるにつれて業界のリーダー的存在になる可能性があります。

まとめ:大麻が医療に使われる未来

日本にいると、どうしても「大麻=麻薬」というイメージがありますが、現在では大麻が極めて有用な医薬品として世界中で注目されています。

大麻は特定の病気だけでなく、様々な病気に対して効果を発揮することが分かりつつあり、世界中の地域や国で医療大麻が合法化されています。

この中には、嗜好用としての大麻を規制したまま医療目的で合法化するケースなど様々で、今後日本でも大麻に関して正しい理解が深まるにつれて、大きなヒントになる要素が沢山あります。

ダメ。ゼッタイ。と思考停止するのではなく、自分の頭で考えることが大切です。

本記事が大麻を再考する機会になれば幸いです。

JAPANABIS編集部

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