【注目記事】大麻を日本で1番わかりやすく解説!【大麻初心者向け】

大麻産業の急成長と大麻ビジネス、グリーンラッシュの可能性

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Tくん

世界的に大麻ビジネスがスゴいらしいね!

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Cちゃん

大麻が産業になってるって本当?

大麻ビジネスというと、多くの人は闇市場での違法取引を連想すると思います。

よくテレビなどで特集されていますが、ディーラー(売人)からビニール袋に詰めた乾燥大麻を受け渡しするような、ダークで危険なイメージがあります。

しかし、海外では世界的に進む大麻合法化の潮流に併せて、大麻が世界規模のビジネス市場に成長しつつあり、大麻産業には莫大な投資が集まっています。

大麻産業は幅広く、医療大麻から嗜好用大麻、産業用大麻から大麻入り食品、また日本では合法成分のCBDを用いたサプリメントが注目を集めています。

本記事では、日本も含めた世界規模の市場として成長を続ける大麻産業について解説していきます。

大麻は今や巨大産業に

日本では、相変わらず大麻を違法薬物として見なす考え方が主流ですが、海外では大麻に対するイメージが急速に変わりつつあります。

様々な研究によって、大麻は他のドラッグやタバコ等と比べても安全性が高いと言われており、また大麻が多くの病気に治療効果を持つことが知られています。

※大麻が医療にもたらす可能性について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

また、大麻を合法的に流通させることで、より危険性の高いハードドラッグの流通を減らしたり、密売組織の資金源を断つなどの社会的な効果も見込まれています。

しかし、こうした犯罪抑制のほかに大麻を合法化するメリットとして、娯楽、医療、産業など多方面で活用できる大麻が大きなビジネスチャンスになることが挙げられます。

大麻は有望な投資対象

様々な国や地域で大麻が合法化されるにつれて、大麻産業は今や大きなビジネス市場になり、予測では6年以内に5兆円規模の市場になると言われています(下記で説明します)。

このため、大麻産業は巨額のリターンを生み出す投資対象としても注目されており、製薬会社や飲料大手などが参入しているほか、税収の増加を見込んで政府が大麻産業に注目する例もあります。

また、大麻産業の可能性に目をつける投資家や起業家も多く、例えば、PayPal創業者であり大物投資家のピーター・ティール氏は2014年と早くから大麻に注目し、大麻産業に特化した投資ファンドPrivateer Holdingsを設立しています。

同ファンドが投資した医療大麻企業Tilrayの株式は10倍近く上昇し、持ち分が120億ドル(約1兆3,500億円)を超えたことは大きな話題になりました。

また、フィリップモリスなどのタバコ銘柄を保有する多国籍企業のアルトリア・グループは、2019年に総合大麻企業Cronos Groupの株式を45%買収し、約18億ドル(約1,912億円)を出資しています。

この他、2018年にはコカ・コーラが大麻飲料事業への参入を検討していると話題になるなど、大麻産業は今最もアツい投資対象の一つです。

大麻合法化が起爆剤に

近年になって大麻産業が爆発的に成長した理由は、やはり大麻合法化でしょう。

米国では複数の州(50州のうち11州)が嗜好用大麻を解禁しており、大麻だけでなく大麻入り食品、大麻飲料などの大麻関連製品の売り上げが急上昇しています。

大麻製品は、嗜好品として大麻使用がOKな国全般での売り上げが見込まれます。

現時点で、嗜好用大麻を法律で合法化している国は6ヶ国のみですが、フランスなど大麻使用の罰則を規制緩和する非犯罪化の例や、スイスなど大麻使用を限定的に認めている国を含めると17ヶ国あります。

そして、2020年にはオーストラリアが嗜好用大麻の解禁を巡って国民投票を行う予定であり、嗜好用大麻の合法化は今後さらに進みそうです。

また、医療大麻を合法化した国は現時点で23ヶ国あり、大麻由来の医薬品や大麻オイルなどのニーズも伸びています。

このため、大麻産業は新たなビジネス市場として成長を続けており、かつてのゴールドラッシュをもじってグリーンラッシュと呼ぶ声もあります。

日本でグリーンラッシュに乗るには

グリーンラッシュは大麻が合法な国のみで通用する話であり、日本では大麻が違法なので無関係と思うかもしれません。

しかし、日本でも大麻産業に関わることは可能です。

実は、大麻は日本でも部分的に合法であり、大麻草に含まれるCBD(カンナビジオール)という成分は日本でも合法として扱われます。

CBDはおもに大麻草の茎から抽出される成分で、摂取してもハイになりませんが、リラックス効果や安眠効果、痛みや炎症防止などの様々な効能があるため、日本でもCBDを用いたリキッドやオイル、クリームなどが発売されています。

日本でもCBDオイルに関しては合法なので、楽天やAmazonで普通に購入できるものも多々あります。

なぜ、日本ではCBDが合法なのか?

実は、日本で大麻を規制する大麻取締法では、大麻草のうち茎と種を規制対象外としています。

CBDは大麻草の茎から抽出されるため、日本でも合法という訳です。

現在、国内で流通しているCBDサプリメントの大半が輸入品ですが、多くの大学研究者や商社、医薬品や化粧品メーカーがCBDに注目しており、2019年10月に東京都品川区で「CBD(カンナビジオール)の現在と未来」というセミナーが開催されています。

また、日本にいながらグリーンラッシュに乗る方法が、株式投資です。

大麻企業の多くがナスダック証券取引市場やニューヨーク証券取引所で上場しており、幾つかの銘柄は日本のオンライン証券会社でも取り扱っています。

要注目の大麻企業の銘柄として、以下が挙げられます。

・クロノス・グループ(CRON)
・ティルレイ(TLRY)
・GWファーマシューティカルズ(GWPH)
・キャノピー・グロース(CGC)
・アッヴィ(ABBV)

成長する大麻産業

大麻産業は新たなブルーオーシャンとして、多くの企業や投資家を惹きつけています。

また、大麻合法化は社会全体にポジティブな影響をもたらし、税収増加やビジネスチャンス、雇用創出など様々な社会的効果が挙げられます。

以下では、大麻合法化が社会に与える影響や、それによってもたらされる社会的な利益について解説します。

右肩上がりの成長率

大麻産業は年々成長しており、その成長傾向は右肩上がりです。

Forbesが2017年に発表した調査では、同年の時点で大麻産業の規模は約77億ドル(約8,500億円)と推定しています。

また、大麻産業の年平均成長率は60%という高水準で、2021年には314億ドル(約3兆4,000億円)規模に成長するとのことです。

この傾向は今後数年にわたって続き、金融サービス企業Cowen&Coによると、2026年には大麻産業は500億ドル(約5兆5,000億円)規模になると推測しています。

税収、雇用増加などの波及効果も

大麻合法化が社会にもたらす好影響として、税収や観光収入の増加、雇用創出などが挙げられます。

米国などの大麻が合法化された国や州では、大麻の違法地域から多数の観光客が集まるため、地域活性化や観光資源の価値向上につながります。

この他、大麻の合法的な販売によって税収が増加した例は複数あり、例えば2012年に嗜好用大麻を合法化したコロラド州デンバー市が挙げられます。

同市には1,100以上もの州公認の大麻小売店があり、2017年の調査では同年の医療用・嗜好用大麻の売り上げは5億8,400万ドル(約643億円)とのこと。

そのうち、売り上げからの税収として4,470万ドル(約49億円)を市が得ており、前年比の20%増加とのこと。同市長のマイケル・ハンコック市は嗜好用大麻を解禁して成功したと公式に認めています。

この他、大麻合法化は雇用創出にもつながり、合法地域ではディスペンサリー(大麻専用薬局)の販売スタッフ、通称Budtenderの不足が課題になっています。

大麻産業に特化した人材紹介企業Vangstによると、2017年9月時点で大麻産業に従事する人の数は約48,000人で、大麻の栽培や加工、処理、販売、パッケージング、市場調査、メディアなど、様々なビジネスが派生的に生まれていると言います。

大麻関連の製品が数多く販売

大麻が違法だった時代には、乾燥大麻や大麻樹脂(=ハシシ)などの吸引型の大麻が主に流通していました。

しかし、合法化によって大麻を用いた様々な製品を公に製造・販売することが可能になり、現在では大麻入りクッキーやグミなどの大麻入り食品、大麻入りビールなどの大麻飲料、また最近では大麻入りペットフードなども発売されています。

嗜好用大麻だけでなく、産業用途でも大麻は活用されており、日本では大麻は麻(アサ)として古来から和服や神社のしめ縄などの素材、また様々な神事で活用されてきた歴史があります。

こうした産業用大麻は農家の収入増加にもなり、米国は2018年に産業用大麻を規制対象から外し、大麻をより大規模に栽培できる法案を可決しています。

日本でも、産業と研究用途に限った目的でのみ大麻の栽培が許可されますが、都道府県知事の認可を受ける必要があります。

医療大麻の普及も後押しに

米国では、州によって大麻が合法・違法かの違いはあれど、総じて国全体で大麻に対するイメージが変わりつつあります。

参考として、クリエイティブ・コンサルタント企業のFrog Designが配布する、大麻産業の可能性と意識調査をまとめた「大麻のキャズムを超えて」という報告が挙げられます。

それによると、地域や世代によって大麻に対する捉え方は異なるものの、大半の米国人は大麻合法化に寛容的と結論づけています。

こうした世論の変化は、嗜好用大麻だけでなく医療大麻も要因と言えます。

一説では、大麻は250以上もの疾患に効果があると言われており、ぜんそく、多発性硬化症、嘔吐の緩和、抗がん作用、痛みの緩和や精神疾患など様々です。

単なる嗜好品としてではなく、大麻が様々な病気を治す治療薬であることが、大麻産業にクリーンな印象を与え、それが企業参入や市場拡大につながっていると言えます。

多くの有名人が大麻産業に参入

利益率の高いビジネスとして、企業や投資家だけでなく、現在ではラッパーなどの数多くのセレブ達が大麻産業に参入しています。

特に、HipHopカルチャーには大麻が深く浸透してきた歴史があるので、ラッパーには大麻愛好家が多く、このため大麻ビジネスに参入するケースが多いのが特徴です。

以下では、大麻産業で活躍する有名セレブの一例をまとめてみます。

マイク・タイソン

伝説のボクサー、マイク・タイソンは10歳頃から大麻を喫煙していたという筋金入りの大麻愛好家です。

そんな彼は2018年12月に、カリフォルニア州カリフォルニアシティに420エーカーの土地を買い入れ、大麻企業のThe Ranch Companiesを設立しました。(ちなみに、420とはスラングで大麻を指します)

この土地は大麻農園大麻リゾートにすべく現在工事中で、2020年に一般公開予定とのこと。

同リゾートにはホテル、コンサート劇場、グランピングエリア、小売店などが立ち並び、大麻愛好家の楽園になりそうです。

また、大麻農家を志す人たちに大麻の栽培技術を教育する計画で、同氏は大麻ビジネスから毎月50万ドル(約5,500万円)の収入を得ているとのこと。

ちなみに、マイク・タイソンは月に4万ドル(約440万円)分の大麻を吸うと明かしていますが、カリフォルニア州では大麻1グラムが10ドル(約1,100円)程度で売られているので、単純計算すると月に4キロも吸っていることになります。

スヌープ・ドッグ

また、大御所ラッパーのスヌープ・ドッグは、2015年に大麻産業の投資ファンドであるCasa Verde Capitalを設立しています。

同ファンドの活動は多岐にわたり、大麻の流通管理や合法大麻のオンライン販売、医療大麻、大麻産業の雇用促進などと幅広く、1億2,400万ドル(約136億円)の利益を挙げたとのこと。

また、2013年には嗜好用大麻が合法なコロラド州に自身の大麻ブランドLeafs by Snoopを立ち上げ、大麻愛好家であるスヌープ自らセレクトした大麻や、大麻入りチョコレートなどの大麻入り食品の販売を手がけています。

ジェイ・Z

HipHop界の重鎮にして、史上最高額の資産を持つミリオネアラッパーのJay-Zも大麻産業に関わっています。

同氏は2019年に、大麻のデリバリーから販売までを手がける大麻企業Calivaと契約し、同社のブランド最高戦略責任者に就任しています。

おもに市場戦略や、大麻を通した奉仕活動の提案や、大麻合法化の促進にも携わるとのことです。

また、大麻関連で実刑判決を受けた人々に職業訓練などを通してサポートするとのことです。

ウィズ・カリファ

ライブ中やプライベートでも大麻を吸いまくっているラッパーのウィズ・カリファは、自身の大麻ブランドKKE(Khalifa Kush Enterprises)を所有しています。

同氏は2019年にカナダの大麻ブランドSupreme Cannabisと共同で独自の大麻オイルKKE Oilの発売を発表しており、様々なオリジナルの大麻製品を発売していくとのこと。

また、自身のオリジナル大麻銘柄のKhalifa Kush(KK)もプロデュースしており、大麻好きのウィズ・カリファ自身の好みに合わせて作った銘柄です。

KKはインディカ優勢のハイブリッドで、様々な治療効果があると言われています。

また、KKの名を冠した楽曲も発表しています。

ウーピー・ゴールドバーグ

ハリウッド女優のウーピー・ゴールドバーグは医療大麻に参入しています。

北カリフォルニアにある大麻食品ブランドのOm Ediblesを経営する女性実業家のマヤ・エリザベスと共同で、2016年に医療大麻ブランドのWhoopi & Mayaを設立しています。

同ブランドは大麻由来のクリームやドリンク、チンキ剤や入浴剤などを販売し、生理痛の症状緩和などを目的とした女性向け大麻製品を展開しています。

販売対象はカリフォルニア州で医療大麻カードを保持する人とのこと。

また、自身も大麻愛好家として大麻を喫煙したり、大麻入りのお茶などを嗜んでおり、頭痛や生理痛を軽減するのに大麻が役に立ったと述べています。

まとめ:大麻産業は右肩上がりで成長

日本では、もっぱら違法取引の対象と見なされる大麻ですが、海外では巨大な産業として成長しています。

様々な大麻企業が設立され、多額の投資が集まっており、実際に大麻ビジネスを通して巨額の利益を得た人たちが大勢います。

また、大麻が嗜好品だけでなく医療薬としても活用されているため、大麻産業はこれから大幅に成長すると見込まれています。

大麻の歴史や活用方法、大麻全般について知りたい方は、以下のページをご覧ください。


本記事が大麻を再考する機会になれば幸いです。

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